蟹工船・党生活者 (新潮文庫) : 小林 多喜二 : 今ブレイク中の小林多喜二先生(爆笑) 売り上げベストに、この人と勝間和代さんが並ぶって...面白い時代に生きてます、私たち。  :  : 面白い....!書店営業ってかなり特殊だと言われてますが、それは書店の現状がこんなだからです。ちゃんと読んだらレビュー書こうと思ってます! 本棚 :  : 人の本棚を覗く密やかな楽しみといったら...。その人の意外な一面を見るようで、中々スリルがありますよねー。著名な人々の、そんな生活の断片を見せてくれますぞ。 片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術 : 池田 暁子 : 私はそんなに片づけが苦手ではないけど、でもすっっごく共感できる...!マンガだから楽しく読めるし、ちょっとオススメしたい1冊。 ティファニーで朝食を : トルーマン・カポーティ : 村上春樹訳のティファニーが出ました!やった!待ってたんですvv 表紙も素敵でしたよ♪ 容疑者Xの献身 : 東野 圭吾 : ”ガリレオ”の初の長編。東野圭吾はサクサク読めます。でも深い部分もある。だから好き。10月に映画公開! 吉原手引草 : 松井 今朝子 : 直木賞受賞作。女の意地というか、気骨というか、したたかさというか(笑)全部ひっくるめて、あっぱれと言ってあげたい。 きつねのライネケ (岩波少年文庫 144) : ゲーテ : 極悪非道なきつねの話。どれくらいひどいかは、読んでみてのお楽しみということで。<br><a href=レビューはこちら>>" title="きつねのライネケ (岩波少年文庫 144) : ゲーテ : 極悪非道なきつねの話。どれくらいひどいかは、読んでみてのお楽しみということで。
レビューはこちら>>" border="0" class="amazon"> 風の影 (上) (集英社文庫) : カルロス・ルイス・サフォン : 翻訳ものの本の中で、私にとっては1,2を争うくらいの位置にいる物語。泣ける!<br><a href=レビューはこちら>>" title="風の影 (上) (集英社文庫) : カルロス・ルイス・サフォン : 翻訳ものの本の中で、私にとっては1,2を争うくらいの位置にいる物語。泣ける!
レビューはこちら>>" border="0" class="amazon"> 荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) : サラ・ウォーターズ : イギリスでドラマになっているんですよね。観たいなぁ...。上下巻ですが、前半読み終わった時点で、えっ!?となりますよ!<br><a href=レビューはこちら>>" title="荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) : サラ・ウォーターズ : イギリスでドラマになっているんですよね。観たいなぁ...。上下巻ですが、前半読み終わった時点で、えっ!?となりますよ!
レビューはこちら>>" border="0" class="amazon"> 香水―ある人殺しの物語 : パトリック ジュースキント,パトリック・ジュースキント : 映画、ご覧になりましたか?観られた方もそうでない方も、ぜひ原作を読んでほしいなぁ。<br><a href=レビューはこちら>>" title="香水―ある人殺しの物語 : パトリック ジュースキント,パトリック・ジュースキント : 映画、ご覧になりましたか?観られた方もそうでない方も、ぜひ原作を読んでほしいなぁ。
レビューはこちら>>" border="0" class="amazon">

一定期間更新がないため広告を表示しています

By スポンサードリンク | - | 2008年07月13日 | CM : 0 | TB : 0
評価:
ダフネ・デュ モーリア
東京創元社
魅惑的な女性に翻弄されてみたいという願望は、
男の人なら誰でも持っているものなのでしょうか?
でも。オンナっていう生き物は、そうは見えなくても結構したたかだし
かなりしぶといし、実は演技力もあるし。
そう、手練手管というやつですか?
魅惑的な女性は、そういうものに長けているんですよね。
ましてや、相手が10も年下のお坊ちゃまだったらね!
キュッ...といくよね。キュッとね!

....すみません。
でもこれは、平たく言えばそういう話でした。

デュ・モーリアっていうと、「レベッカ」が有名だと思うのですが。
(ちなみに「レベッカ」は、数年前に新訳が出まして、
今年その文庫版が上下巻で発売されました。新潮文庫でするんるん
この「レイチェル」は、それと双璧をなすミステリーなんだそうです。
私はこの本は読んだことがなかったのでチャレンジしてみたわけですが
素直な感想は、上記の通り。あははは〜撃沈

話の筋としては、「レベッカ」の方が起伏があって面白いかもしれないけど
心理戦という観点からだと、「レイチェル」に軍配を上げたいかな。
主人公のフィリップが、どんどんレイチェルの罠に嵌っていくのが
とてももどかしくて、何でこんなことも見抜けないの!バカね!
....と勝手なことを思いながら読むので、止まりませんあせあせ

ただそうやって読者を最後まで引っぱっておきながら、
最後の最後になって、ずっと築いてきたレイチェル像を
ちょっと覆されるような気持ちにさせてしまうとこも憎い。
彼女をどんな風に捉えるか。
その判断は、読了後の読者に委ねられるわけですね。

レベッカもレイチェルも、誰かにそっと寄り添う女性ではない。
自分の足で茨の道を突き進んでいく生命力に溢れてるんですよね。
(突き進みすぎて崖から落っこちるところにも、逞しさが...)
それがいいか悪いか、幸せかどうかはまた別の問題なのかな。

そしてそんな2人とは対照的な人物として、
「レベッカ」の主人公である”わたし”や
「レイチェル」の中のルイーズ(フィリップの幼なじみ)をつくって
対比させてみたんでしょうか?

2作とも、すばらしいミステリーには違いないのですが
デュ・モーリアは、むしろ生々しい女の生き方を
思い切り描いてみたかったんじゃないかなと、私は思いました。

ちなみに。
私は、レイチェルは結構好きですたらーっ
(レベッカは、ちょっと可哀想すぎる...)


*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪


JUGEMテーマ:読書


By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2008年06月15日 20:23 | CM : 11 | TB : 0
ナルニア国物語シリーズの2作目。
実は昨日、映画を見に行ってきたのです。
カスピアンが男前でうはうは〜ラブ (どあほ...)

帰ってきてから、原作を読み直してみました。
そしてため息。何ていい話なんだろう...

この”いい話”には、多少の揶揄が籠ってまして。
映画には、原作にない脚色がたくさん施されているんですが
それらがすでに、大人の世界の話だってこと。
裏切りとか欲望とか対立とか、世の中に当たり前にある感情を
映画で上手く扱うことでリアリティを増してる。

でもこの物語って、子供が読むことが前提だから、
原作にはないんですよね。そういうドロドロしたものが。
だから大人になった今の私には、何となく物足りなく感じてしまうの。
だって森に逃げてきたカスピアンを、
諸手を挙げてよく来たねと歓迎できるかい? 敵方の王子なのに。

でもね、子供のころって素直に受け入れられるんですよね。
私も何の疑問も持たずに、面白いな〜と思って読んでたんだ。
そう考えると、児童図書の名作と呼ばれる本を、子供時代に読んでおくことって
すごく大事なんだなって思うんです。
大人と子供のアプローチって、真逆の位置からだから。

何だかんだ言っても、私がこのシリーズを好きなことに変わりはなく、
でも大人になっちゃった今だからこそ、歯がゆく思うこともあり。
この2巻でピーターとスーザンが、アスランを見ることができなくて
すごくイライラしてますけどたらーっ
大人になっていくことは、何かが見えなくなっていくことなのかもね。
エドマンドとルーシィはまだ大丈夫なんだけどね。

それにしても、ナルニアってこんな切ない話だったかなぁ...


*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪

JUGEMテーマ:読書




By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2008年05月25日 17:17 | CM : 0 | TB : 0
この本と、同じ著者の「リピート」という本の2冊を
まとめて買っていく人が、ちょっと前まで多かったのです。
何かに紹介されたのかな?と思っていたのですが、
それ以前に、そんなに面白いの?と興味が湧いた私。

そして。実際に蓋を開けてみてびっくり!どんっ
こりゃ怖いよなー...というのが、私の正直な感想です。

「最後から2行目を、絶対先に読まないで!」
という注意書きが本にあるんですけれど、確かにそこがキモです。
私の場合は、そこを読んですぐに真相が分かったわけではないのですが、
巻末の用語集(実はヒント集みたいなものですモゴモゴ)を読んで、
あれっ?と思った所をどんどん読み直していったら、
何だか違う話になってきたよ....みたいな。そんな感じでした。

ストーリーそのものは、平凡な恋愛小説なんです。ホント平凡すぎるくらい。
でもそうであるからこそ、あちこちに仕掛けてある著者の罠にかかっちゃうんだよね。
驚愕の!...っていうより、私はホラー的な怖さをじわじわと感じましたけど。

「リピート」はこれから読むつもりです。
こっちも負けず劣らずあっ!と言わせる展開らしいので
どっちがびっくりするか、ちょっと楽しみですね〜るんるん

*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪


JUGEMテーマ:読書


By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2008年04月15日 21:50 | CM : 0 | TB : 0
今、発売されている2008年春号。
特集が「海外の長篇小説ベスト100」ということで、外モノ大好きな方は必見!
ベスト100のリストを眺めてみると、中々どうして
読めてないものばかりですねぇ、へへへ。
ドストエフスキーがたくさん上位に入っていましたね。
最近のカラマーゾフ・ブームもそうだけど、
読みづらい、ねちっこいという割りに、意外と日本人は
こういうドロドロ系小説って大好きなんだと思うのですが。どう?

海外小説は、私は休みの日に一気に読むのが好きです。
そこが他の本とは違うところで、完全にその世界に浸って読むので
細切れ読書は、本当はあり得ないのです。
だから今思うに、学生の頃の夏休みがどれだけ有難かったか....
ってことなんですよねぇ。かむばっく....(ばか)
そんなことを思いながら、昔こんな本を読んだなぁ...などと思い出しながら
楽しく読ませてもらった雑誌でした。

ちなみにこれ季刊なんですけど、毎回中味の濃い特集を組んでくれるので
私は結構好きで、よく読んでます♪


*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪


JUGEMテーマ:読書

By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2008年04月13日 13:00 | CM : 0 | TB : 0
評価:
イアン・マキューアン,小山 太一
新潮社
自分の中で、”しっくりいく”ということに、プライオリティを置いています。
”好き”とか”嫌い”とはまた違う、
しっくりいく、感性に合う、というんでしょうか。
そういった意味でいうと、この小説は正に
私の中で”目茶目茶しっくりいった”話の1つでした。

1人の女性の死後に残された、とある数枚の写真が、
彼女と関係のあった、複数の男性の運命を変えていってしまう...。
でもそれは、写真そのものがどうこうというよりも
写真の周りで踊らされてるような、彼らの滑稽さというか
人間のどうしようもない性というか
そういうものが招いた、必然の結果なのかなと
ちょっと皮肉に考えてみたりしました。

主要な男性が3人出てくるんですよね。
1人は著名な作曲家。
1人は大新聞社の編集長。
1人は首相を目指す政治家。

それぞれが社会的地位もあり、自分の成すべきことを必死でやろうとする。
でもあがけばあがくほど、何か路線がずれていって共倒れになる、みたいな。
ちょっと悲劇なのか喜劇なのか分からないけど、そういう話なんですよ。
だけど人間ってそうですよね。
暴走すると訳が分からなくなるし、エゴの塊になるよね。

で、結局誰が1番得をしたの?...って考えたときに
これが面白い結果になってるんですよね〜。
世の中って、やっぱりうまくできてるの!
してやったり!って感じなの!

タイトルがなぜ「アムステルダム」なのかも、最後まで読めば分かる。
もともとジョークから生まれたものだったらしいんですけど
(そこは訳者あとがきを参照してください)
でも、アムステルダムじゃなきゃダメだったんだね。

そして。
私は今、同じ作者の「贖罪」を読んでおります。
だってようやく文庫になったんだもの...。
この「アムステルダム」とは全然ちがった世界に、ちょっとクラクラしてます。
何だか、ジェーン・オースティンを思い起こさせます...。

「贖罪」はこの春、映画も公開だよ!


*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪


JUGEMテーマ:読書

By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2008年03月30日 15:34 | CM : 0 | TB : 0
評価:
瀬戸内 寂聴
講談社
Amazonランキング: 18574位
読むものがなかったときに、たまたま母の本棚で見つけ、
何の気なしに手にとって読み始めたが運のツキあせあせ
といってもまだ1巻ですが。結構もう出てますよね。
でも読んでしまうと止まらないのが曲者です。
さすが寂聴。さすが紫式部。

ところで、大和和紀さんの「あさきゆめみし」という有名な作品があるのですが。
源氏物語をコミックスにしたものでして。
私が高校のころ、クラスでこのマンガがなぜか流通しておりました。
流れてきたものは何でも読むのがモットーですから、
当然読み倒しましたよ。全巻。すごい勢いで。

マンガというのはスバラシイもので、1度読むと結構覚えてるのです。
沢山の女性が出てきますけど、名前も話の流れもほぼ完璧です。

私のフランス革命の知識が、全てベルばらに依存しているのと同様に、
源氏物語の知識もまた然りなのです....。

そんなわけで、おかげさまでサクサクと読んでいる真っ最中です。
いやぁ、寂聴さんの文章は読みやすい。そして美しいぴかぴか
和歌の下には、分かりやすく現代語訳が付いているし
男性陣が恋愛論を戦わせる辺りなんか、ちょっと参考になったりして...パクッ

長丁場の物語ですが、楽しみながら、少しずつ読んでいこうと思ってます赤い旗


*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪
By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2007年08月21日 00:04 | CM : 0 | TB : 0
評価:
谷崎 潤一郎
中央公論社
Amazonランキング: 2204位
日本語の持つ美しさに、まず圧倒されてしまいました...。
私たちは、何てきれいな言葉を持つ民族なんだろう、と思う反面
最近の自分がしゃべる言葉の乱れように、ちょっと反省...ひやひや

”陰翳礼讃 ”とは、言葉どおり日本における「陰」の部分を
深く鋭く考察した随筆です。
現代のように、蛍光灯が照らすような、眩しい明かりがなかった頃の日本が
どれだけ「陰」に美しさを見出してきたか。

日本家屋の造りにしても、歌舞伎を始めとする芸事にしても
陰あってこその美学が隠されていたのですね。

日本はもともと、暗いものや苦いものや侘しいものや
決して華やかではないものに対して、心をかけるような文化を
持っていると思うのですけど。
何でも明るく照らし出してしまう今の世だからこそ
そういった先人の美意識を心に留めておきたいなと
つくづく思った次第であります...

この本は、あちこちで「一級の芸術論」としてよく紹介されています。
表題作の他にも、5編ほど随筆が収められていますが
どれも美しい言葉で書かれた、興味深い内容の文章ですよおはな

特に最後の厠の話がいいよ!厠のねトイレ


*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪

By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2007年08月18日 14:31 | CM : 0 | TB : 0
評価:
ジェフリー ディーヴァー
文藝春秋
Amazonランキング: 13033位
ジェフリー・ディーヴァーが大好きです!
ストーリー性や、ぐいぐいと引っ張っていくエネルギーがたまらなくいいラブ
この人は、リンカーン・ライムシリーズの「ボーン・コレクター」で一躍有名になりました。
そんな彼の初の短編集、「クリスマス・プレゼント」です。

ジェフリー・ディーヴァーは、長編小説家としては定評があるのですが
短編はどうなの?...って思われるかもしれませんね。
でも、心配ご無用!
すっごく面白かったです!

全部で16の物語が収められているのですが、いずれも珠玉揃い。
その展開の鮮やかさに、ええっ!?びっくりと度肝を抜かれるばかりです。
1度読んでからもう1度読み返してみると、
細かいセリフが意味を持っているのが分かって、なるほど〜と唸ってしまいます。

表題の「クリスマス・プレゼント」は、リンカーン・ライムシリーズの短編。
タイトル通りの、クリスマスツリーの日の危険なお話です(笑)
その他の中で、私がすごい!と思ったお気に入りは、
「ジョナサンがいない」
「三角関係」
「釣り日和」

かな。いや、本当はどれもすごいけどね。

余談ですが、「ボーン・コレクター」はデンゼル・ワシントン主演で映画になりました。
イメージ的にもピッタリで、私は気に入っていたので、
続編はやらないの?と、ずっと思っていたのですけど
役者としてのイメージが固定されることを嫌がって、
デンゼル・ワシントンが次回作を辞退していたんだそうですね。

でも今さら他の人にできるとも思えないし、
できたら私は続きをやってほしいと今でも思っているのですけど。
(私はデンゼル・ワシントンの1ファンでもあるのですぴかぴか
ダメかな〜汗


*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪

By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2007年07月22日 16:24 | CM : 1 | TB : 0
評価:
小野 不由美
祥伝社
Amazonランキング: 36743位
数年ぶりの小野不由美ワールド。
初めてこの人の本を読んだときにも感じたのですが
何だか長距離マラソンをしているような感覚なのです。

激しいアップダウンがあるわけでなく
急ピッチで景色が入れ替わっていくわけでもなく
ただ淡々と走り続けている感じ。
でもゴールしたときの達成感みたいなものは確実にあって
とても不思議な読了感なんです。
そこが多分、好き嫌いの分かれるところなんでしょうけどね。

この本もそんなマラソン本ですたらーっ
ストーリーとしては、主人公が人を探しに禁断の島に入ってから
そこの奇妙な風習やら人間関係やらに翻弄された挙句、
殺人事件に巻き込まれる....というものなんですが。

小野不由美はストーリー云々というよりも、
人間の心の襞を描くのが上手で、そっちに気持ちを持っていかれます。
人と人との不条理とか、抗えない運命とか。
きっと誰もが持っているであろう、心の昏い部分を
じわじわと、だけどこれでもかというくらい見せつける。
いやぁ、残酷だな。でもそれが面白いんだな(オニ...)

そしてまたラストが小野不由美らしい汗
多分読み手は、もうちょっと...!と思うんですよね。
でもその1歩手前で終わらせるの。
これって東野圭吾にも感じたけど、小野不由美の場合は容赦がない撃沈
だけどマラソンはテープを切ることが目標なのであって、
その後で倒れこもうが、拍手喝采浴びようが、
それはきっと別の物語なんでしょうね。

それにしたって、こんな怖い島はいやだよ。
同じ島なら、Dr.コトーのような場所がいいよねぇパクッ


*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪




By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2007年07月03日 17:37 | CM : 0 | TB : 0
評価:
ジェイムズ・P・ホーガン,池 央耿
東京創元社
Amazonランキング: 1597位
3度目の正直でした...。

J.P.ホーガンの名著。
過去2回、数年に1度の割合で、私はこの本を読んでいるのですが
いつもいつも途中経過に翻弄されてしまう....。
そもそも私の脳は理系とはほど遠いし、
カタカナやアルファベットの専門用語が出てくるだけで
頭の中がショート寸前なのです。
(だからあまりSFを読んだことがないのですが...)

それでもなぜ3回も読もうと思ったのか。
それは、最後の1行を読みたいがためだったのです。

途中経過はよく分からなくても、ラスト1行に感動したことだけは覚えてる。
だから2回目のときも、3回目の今回も、
挫折を覚悟で、そこを目指して読み始めたのだと思います....。

幸いにして今回は、歳のせいで忍耐力がついたのか
それとも3回も読んでるおかげで耐久性があったのか分かりませんが

何とか全文理解することができました!! 泣き顔
(ばかだ...)

宇宙には、まだまだ解明されていないミステリーがたくさんあって
その謎を解く1つの仮説として、こんな壮大な物語もありかなと思う。
と同時に、人間の不屈の精神を称える、人間賛歌でもあったような気もします。

うぅっ...泣けた....泣き顔
3度目にして初めて泣けた...

星、5つですっ...!!
(やっぱりばかだ...)


*down色々な書評があって楽しいですよん*
→人気blogランキング
→にほんブログ村 本ブログ お気に入り♪

By 瀬川未久 (せがわ みく) | 文芸・評論 | 2007年06月20日 18:10 | CM : 0 | TB : 0